男の最大の課題「愛の人になる」重要性を悟った証

御言葉の中で、神様はこうおっしゃっています。
女は真理に疎く、男は愛に疎い。男女ともに愛と真理の両方に強くならなければ、完全な者にはなれないと。

2021年2月8日（月）朝の祈り会
愛のない真理はズレた真理であり、真理のない愛はズレた愛だ。だから、愛と真理のどちらも備えて、本物の愛と真理を身につけなさい。そうしてこそ、サタンに騙されることなく、聖三位の霊を豊かに受けて幸せに生きられるだろう

この御言葉を聞いた時、私は男である自分にとって「これこそがまさに足りないものだ！」と強く悟らされました。図星すぎて、愛への疎さが自分の弱さそのものだと感じたのです。

そして「愛を深めるとは何か」と真剣に考え始めたとき、ふと気づきました。
――自分は与えてもらった愛を、しっかりと常に認識できているのだろうか？

振り返れば、神様から与えていただいた愛は数えきれないほどあるのです。
サタンは義人が神様に愛されている事実を忘れさせようと、さまざまな攻撃を仕掛けてきます。だからこそ、心に刻まなければなりません。

愛を知るには、神様からしていただいたことを一つひとつ悟り、感謝することが何より大切です。
「愛」と「感謝」は、まさに表裏一体だと思います。

経営者との出会いを通じた気づき

私は経営コンサルタントとして、経営者の事業に伴走させてもらっています。
その中で、経営理念やビジョンなど会社の方向性を言語化する支援を行います。

支援する立場ではありますが、実はクライアントの人生理念や事業理念をヒアリングすると、私自身がものすごく学ばされるのです。

例えば、ある経営者は過酷な幼少期を過ごし、人から憎まれる経験も、愛される経験もしてきました。
しかしその中で「すべてに感謝し、愛情をもって人と接すること」を人生理念とされ、社員全員にまで浸透させているのです。

神様を愛する身としては「もう一息」という視点もありますが、愛に疎い私にとって、この経営者の姿を通じて「感謝こそ愛を育む基盤」であることを神様が教えてくださっていると確信しました。

また別の経営者は「従業員が自分の個性や才能を伸ばせる組織を作る」ことを理念に掲げ、その想いが企業の推進力となっていました。
それを目の当たりにして、私は「自分のことばかり考えていた小さな人間だった」と強烈に気づかされました。

こうした出会いを通じ、神様はあらゆる方法で、愛や感謝といった神様の恋人となるために必要な要素を身につけられるように導いてくださっているのだと悟ります。

苦しみの経験から与えられた悟り

とはいえ、祈りを守れない日や信仰が弱ると、神様への感謝も薄れがちでした。
「なぜ感謝できないときがあるのだろう」と考えると、その根には自分の家庭環境がありました。

私は精神疾患を抱えた両親のもとで育ち、否定され続ける苦しみを経験しました。母が怒り狂い、父に包丁を投げつけるような壮絶な環境に、「神様が本当に愛してくださるなら、なぜこのような家庭を与えられたのか」と理解できなかったのです。

確かに親から受けた負の影響は大きかった。ですが、社会人になり親元を離れてからは精神も安定し、信仰生活を通じてむしろ心の健全さを得られるようになりました。

振り返れば、その約20年間も神様は多くの素敵な出会いを通じて私を導いてくださっていたのです。
苦しみがあったからこそ、信仰を始めて悟れることがあると理解できました。

神様は、苦しみも喜びも含めた経験を通して、私を真の義人へと鍛え上げてくださっているのです。
それは、わが子のように愛してくださっているからこそ。立派な霊魂へと育てたいと願われているのだと気づきました。

感謝と愛による変化

感謝の念を抱きながら日々を過ごすと、不思議な変化が起きました。
明け方の祈りを守れなかった日でさえ、聖霊の恵みを感じるようになったのです。

以前はそんな経験は一度もありませんでした。
しかし、神様への感謝と愛を行動で返そうと伝道に励むと、聖霊を豊かに感じられるのです。

信仰が立て直される中で、特に心に響いたのが最近宣布された御言葉でした。

2025年8月24日（日）朝の祈り会
この世の生活を第一にし、余った時間で信仰生活をする人は、かえって生活が重荷となり、荒れ果てていく。しかし、信仰生活を第一にし、余った時間でこの世の生活をする人は、かえって生活が軽くなり、豊かに潤っていく。（神様が命じることは、全て私たち人間を幸福にするためのものだ。）

（参考聖句：マタイによる福音書11章30節「わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」）

この御言葉を胸に、私は止まっていた伝道用のブログにも再び力を入れ始めました。
すると、数か月間受けられなかった聖霊を、再び豊かに受けられるようになったのです。